読書は苦手です。なぜかって言うと、複視のせいで同じ行を何度も読んでしまうからです。発症した頃は、国語の教科書は指でなぞりながら読んだり、定規や下敷きをあてたりして読んでいました。そんな風に、僕が、受験勉強をしていたとか、いまでも、論文や法律や各種資料を読むときに苦労しているって、誰も知らないし思ったりもしないんだろうな・・・。誰も称えてくれないから、自分で自分を称えよう。偉いぞ、おれ。
岩波文庫とか、とんでもなく読みにくくて嫌いです。新聞は、毎日新聞が読みやすいです。東京新聞は読みにくいです。
さて、そうは言っても、本を読むことはあるわけで、今日の写真は、最近読んだ本です。毎晩、テレビ東京でWBS(ワールドビジネスサテライト)を観ている人は、御存知のロバート・フェルドマンさんの本です。先週、出張の間に読み切りました。
経済学とは、「希少価値の最適な利用の学問」「希少性からくる争いを減らし、世界を平和にすること」という、まえがき から始まるこの本は、日本が抱えている問題についての意見が述べられています。
農業改革だとか、TPP、エネルギー政策だとか、日本が抱えている問題について、なるほどねぇ〜と読んでいく中で、何度か出てきたのは、選挙制度改革でした。投票の義務化(投票に行かない人から罰金を取る)とか、一票の格差の問題を解消する方法として、10増10減とかではなくて、選挙区の有権者数に比例して、国会での議決権を与えれば良いとか。後者は、僕の頭では思いつかなかったので、ちょっと新鮮でした。
国会で採決するときに、例えば、有権者数が少なくて、得票数が少なくても当選できる宮城5区で当選した議員は「1票」だけど、得票数が多くなければ当選できない東京1区で当選した議員は「2票」とかって、一票の格差を解消するように、国会における議決票を与えれば、国会の採決における1票の格差は無くなるというアイデア。
でも、まぁ、国会議員が選挙制度を変えるだとか給与を減らすだとかとか、自分たちに不都合な話は、なかなか変わらないんだろうね。「地方が無視にされてしまう!」って反論も多くでそうだし。
小保方さんの本、ホリエモンの本も買いました。ぼちぼち、読み進めます。