僕はここにいます

未来は「想像」するものではなく「創造」するもの

2016年01月

MG患者の読書

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読書は苦手です。なぜかって言うと、複視のせいで同じ行を何度も読んでしまうからです。発症した頃は、国語の教科書は指でなぞりながら読んだり、定規や下敷きをあてたりして読んでいました。そんな風に、僕が、受験勉強をしていたとか、いまでも、論文や法律や各種資料を読むときに苦労しているって、誰も知らないし思ったりもしないんだろうな・・・。誰も称えてくれないから、自分で自分を称えよう。偉いぞ、おれ。

岩波文庫とか、とんでもなく読みにくくて嫌いです。新聞は、毎日新聞が読みやすいです。東京新聞は読みにくいです。

さて、そうは言っても、本を読むことはあるわけで、今日の写真は、最近読んだ本です。毎晩、テレビ東京でWBS(ワールドビジネスサテライト)を観ている人は、御存知のロバート・フェルドマンさんの本です。先週、出張の間に読み切りました。

経済学とは、「希少価値の最適な利用の学問」「希少性からくる争いを減らし、世界を平和にすること」という、まえがき から始まるこの本は、日本が抱えている問題についての意見が述べられています。

農業改革だとか、TPP、エネルギー政策だとか、日本が抱えている問題について、なるほどねぇ〜と読んでいく中で、何度か出てきたのは、選挙制度改革でした。投票の義務化(投票に行かない人から罰金を取る)とか、一票の格差の問題を解消する方法として、10増10減とかではなくて、選挙区の有権者数に比例して、国会での議決権を与えれば良いとか。後者は、僕の頭では思いつかなかったので、ちょっと新鮮でした。

国会で採決するときに、例えば、有権者数が少なくて、得票数が少なくても当選できる宮城5区で当選した議員は「1票」だけど、得票数が多くなければ当選できない東京1区で当選した議員は「2票」とかって、一票の格差を解消するように、国会における議決票を与えれば、国会の採決における1票の格差は無くなるというアイデア。

でも、まぁ、国会議員が選挙制度を変えるだとか給与を減らすだとかとか、自分たちに不都合な話は、なかなか変わらないんだろうね。「地方が無視にされてしまう!」って反論も多くでそうだし。

小保方さんの本、ホリエモンの本も買いました。ぼちぼち、読み進めます。

  




雨でした。

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天気予報で、「雪が降る」と言うので、食料を調達して引きこもることにしたのですが、結局、雨が降っておしまいで肩すかしを喰らった感じでした。でも、今週は出かけてばかりだったので、録画したビデオを観ながら & アマゾンから本が届くのを待ちながらで、過ごしました。さらに、お昼過ぎから、ドラマ「警視庁ゼロ係」の再放送を観たら、これも面白かったので、来週から観ることにしよう。

今月も明日でおしまいです。よく食べました。ということで、2月は、外来受診日まで、バッチリ体重を戻すぞ!と思ったのですが、予約日を確認してみたら、なんと、今度の水・木曜日、3日、4日。なんだか、血液検査が大変なことになりそうな気がします・・・。やばい。

そして、来週、いつでも空いてますよ!と、打ち合わせの予定を入れてしまったのもやばい。明日、打ち合わせは午後からにしてください!と予定変更のメールを入れておかなければ。。。

ちなみに、僕の通院は、フレックス制度を使って対応しています。午前中、通院のために3時間働くことができなくても、同じ月内で3時間、余計に働けば、有給休暇は使わずに済みます。ありがたい制度です。もちろん、もっとも大切なのは、働いた時間ではなくて、成果ですけどね。

もちろん、「打ち合わせを入れてしまっているのなら、病院の予約を変更すればいいのでは?」という考え方もありますが、僕の中では、通院は仕事よりも優先順位が上です。薬が足りなくなるのも困るし、一度、予約を変更すると、時間帯が遅くなってしまったりして、元の時間帯に戻すのが大変なんだよね・・・。



ポジティブで行こう!って。

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午前中のうちに飛行機に乗って、東京に戻り仕事して帰宅しました。バイバイ、くまモン。(^(エ)^)

朝、ホテルを出る準備をしながらワイドショーを観ていたら、芸能ニュースで、「休業します」ってネタが流れていました。「卒論」や「センテンス・スプリング」の他に、「レッツ・ポジティブ」が合い言葉だったみたいなんだけど、今日の芸能ニュースには、ポジティブ思考(前向きに考えること)の限界を感じてしまいました。

病気を患って、いままで出来たことが出来なくなったりして、気持ちが落ち込んでいるときに、「前向きに考えて行こうよ!」とか「ポジティブ思考で行こう!」とか言って、他人を励ますことがあるし、他人に励まされることもあるし、自分で「よし、気持ちを切り替えて、ポジティブに捉えよう!」なんて思ったりするわけです。

実際、病気を患って奪われてしまった健康と、それに付随する夢や未来が、まるっと奪われた一方、病気にならなければ、決して出合わなかった人、もの、制度、考え、強さ、優しさ・・・、たくさんのものを得たと思っているし、それは、病気を患った事実を前向きに捉えた結果だと思うから、「ポジティブ思考で行こう!」は間違いでは無いと思うのです。後ろ向き・ネガティブな人生を送りたくないし。

だから、みんなにも「ポジティブで行こうネ!」って言いたいと思うのですが、やっぱり、その人が置かれた立場や状況を、きちんと把握しないと、軽々しく、「前向き」なんて言葉は使ってはダメな気がしました。とくに、誰かに向かって言うときでは無くて、自分が自分に向かって使うときはダメ。病気も恋も仕事も。

周りを観て、他人の声を聴いて、状況を判断して、そしてポジティブで行こう。



プロフィール

ふじてぃ

環境電磁工学(EMC)/重症筋無力症/紫斑病性腎炎/特発性血小板減少性紫斑病/人間、万事塞翁が馬/ちか友

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