2018年11月
AクンとBクンから同時に告白されて、どちらと付き合おうかと悩んでいるP子サンに、Qクンはアドバイスしたそうです。
「どちらとも付き合わないという選択肢も "あり" だろ?」
そんな「第三の選択肢」の提案を、僕は、大切にしたいと思っています。
研究者として:
先に進めないと思ったときに考える「第三の選択肢」は、ときとして「ひらめき」と呼ばれ、新しい発見や、問題の解決をもたらしてくれます。
難病患者として:
病気か?健康か?という二者択一は、死なないけど治らないというMGのような病気との付き合いを難しくさせます。病気でもOKという「第三の選択肢」は、新しい道、暮らし方、ポジションを与えてくれると思います。病気がきっかけで、心も病んでしまう人が少なくないけど、病気だから、人生何もかもダメなのではなくて、新しい暮らし方があるのでは?って提案したいです。
前々回のブログ出書いた「『色即是空』の境地」というのは、こういことなのかも知れないです。健康への こだわり を捨てる。病気への こだわり も捨てる。
買い物をするとき:
最近、ダイナミック・プライシングという言葉が話題になっています。ダイナミック(dynamic:動的)、プライシング(pricing:価格)という意味です。代表的な例は、繁忙期の航空運賃やホテルの宿泊費で、混雑している時期は価格が高く、空いている時期は価格は安くと、内容は同じなのに値段が変動します。これを積極的に導入すると、お盆や年末に、わざわざ高いお金を払って帰省しなくてもいいやとか、分散が起きることになります。朝の通勤列車に導入したらいいかも知れません。そういえば、高速道路は、深夜割引がありますよね(ETCカード利用者に限りますが)。
アマゾンで、いろいろ商品を眺めると、同じ商品なのに、人気の色は高く、不人気の色は安く・・・と価格に差をつけて売られていることがあります。入院中、強反発のクッションを購入したのですが、このときは、グレーか、ブラウンか、どっちにしようかな〜と悩んだのですが、性能は同じなのに値段が安い(おそらく、人気薄)という新しい視点を加えて、パープルを購入しました。
買い物をするときも、どっちを買うか?なんて迷ったときには「第三の選択肢」という言葉を思い出して、別の視点で商品を選んだり、買わない(先送り)と決めたり、両方買っちゃう(これは奥の手だね)を選ぶことがあります。
・・・
仕事中(会議中)に、第三の選択肢を発言すると、「突然、へんなこと言いやがって。いまは、AかBか決めているんだ!」と嫌われることもありますが、「本当に、AかBの一方しか選べないの?」と疑いながら、ものごとを眺めてみるのも、いいのではないかと思います。歳を取ると、考え方が凝り固まってくるし。
ということで、最後に問題。
普天間・辺野古の問題は、二者択一の問題なのでしょうか。国 vs 沖縄県、同じ日本人同士が争っているのっておかしくないか?悲しくないですか? 第三の選択肢はないのかな?
プロフィール
ふじてぃ
環境電磁工学(EMC)/重症筋無力症/紫斑病性腎炎/特発性血小板減少性紫斑病/人間、万事塞翁が馬/ちか友
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